今日は都知事選挙に立候補した候補のプロフィール第1弾!
このプロフィール投稿はできれば全候補者分を掲載し、一箇所(このサイト)で閲覧できるようにしたい。読者の探す手間が省ければとの思いで始めました。
今回は現職の小池百合子氏の公約をできるだけわかりやすく説明する。
プロフィール

2020年公約
「東京大改革2.0」と称した今回の公約は4つのパートに分けることができる。
- コロナ対策
- コロナ後の安全な東京と経済の再生
- 社会福祉・人のための東京
- 東京都の行政・構造改革
わかりやすくするために多少文言を変えたので、オリジナルはこちらよりチェック。
① コロナ対策
- 東京版CDC(疾病対策予防センター)の設立
- PCRなどの検査体制の強化
- あらゆる患者に対応できる医療体制の整備
- 病院・医療従事者へのサポート強化
- 救急搬送体制の強化
- マスク・消毒液などの衛生資材の備蓄(ストック)
- ワクチン・治療薬の開発支援強化
② コロナ後の安全な東京と経済の再生
- 都民を守る感染拡大防止策のさらなる強化
- 検査・医療提供体制のさらなる強化
- 感染拡大防止と経済活動を両立した「新しい日常」の確立
- 「爆速」デジタル化により東京の経済を活性化
- 国際金融都市力の強化・5Gの整備
- 東京発のスタートアップ・新ビジネスを支援
- ICT(情報通信技術)人材の育成、雇用・就労支援
- 環境を守りながら経済活動を再生する「サステナブル・リカバリー」
- 新たな仕事の仕方を制度化(テレワーク・時差出勤・サテライトオフィスの整備など)
- 学習・診療・行政手続きのオンライン化
- 魅力と強さを兼ね備えたまちづくり
- 複合災害(感染症、風水害・地震など)への対応強化
- 芸術・文化・スポーツによる魅力溢れるまちづくり
- 東京版ハイライン(空中ウォークウェイ)の実現
- 多摩・島しょ地域の産業や魅力を活かした振興
- 鉄道・交通ネットワークの強化
③ 社会福祉・人のための東京
- 子どもと女性が輝く東京
- 7割減の待機児童をさらに減らす
- 女性活躍支援(安全・安心な妊娠・出産環境など)
- 子どもの貧困対策(オンライン・英語力など)
- 健康・長寿で「シニア活躍」
- 受動喫煙・がん対策
- フレイル対策で免疫力アップ
- シニアが元気に働き、学び続ける機会の提供
- 認知症・介護・医療提供体制の強化
- 多様性を力に変える「共生社会」東京
- ソーシャルファーム推進(就労困難者用)
- バリアフリー
- 性的マイノリティへの支援
- 都民の理解を得た形でのオリンピック・パラリンピック
- デフリンピックなど障がい者スポーツ国際大会の東京開催の推進
- 動物福祉と共生社会のさらなる推進
④ 東京都の行政・構造改革
- デジタル化による都民サービスの質の向上
- 手続きのオンライン化、業務の効率化、公務員の意識改革
- 4つのレス:ペーパーレス・はんこレス・キャッシュレス・タッチレスの推進(ゼロとは言っていない)
- 賢い支出の徹底
- 全ての事業の見直し・組織再編・外郭団体(組織の外にありながら都から出資・補助金を受けるなどして補完的な業務をしている団体)の廃止と合併・統合を可能にする
- 中途採用などの比率を上げるなどして民間活用を促進
- 「グレーター東京」(大東京圏)構想の推進
- 地方分権(権限・財源共に国から地方自治体へ)
- 感染症・災害対策のための広域連携、二重・三重行政の解消
率直な印象
- 前回のような数字目標を避けた感じがする
- カタカナ・横文字を使いたがる(キャッチフレーズ感が否めない)
- 2016年の公約、「7つのゼロ」が消えている(現実味がないとわかったのか?)
- 代わりに4つのレスを入れているが、果たして可能なのかが疑問(国レベルで進まないものを東京が率先してやるのはいいことだが)
今回の小池氏の公約は主にコロナ対策と経済政策を軸にできている。前回かなり重きを置いていた環境面の政策などが少なくなっている気がする。
何よりも「ゼロ」という大きな目標を立てずに手堅くきたという印象を受ける。4年前と違い現職としてあまり大きくでる必要がなくなったからだろう。データを見ても現職は再選する確率が100%に近い。
これからはどれだけ達成したことをアピールできるか、そして先を見据えた政策を提示できるかが鍵となりそうだ。
小池氏が都知事として達成したことをまとめた記事は次回掲載予定。乞うご期待。他の候補の政策も順次掲載。
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